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更新日:2022年10月31日

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筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)について

筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)とは

筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)とは、これまで健康に生活していた人がある日突然原因不明の激しい全身倦怠感に襲われ、それ以降強度の疲労感と共に、微熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、脱力感、思考力の障害、抑うつ症状などが長期にわたって続くため、健全な社会生活が送れなくなるという疾患です。現段階では、詳しい発症要因は分かっておらず、明確な治療法も確立されていません。

正しい理解が必要です

症状が重たく寝たきりに近い方、症状に苦しみながら学校や会社に通う方、症状の改善や悪化を繰り返す方など個人差がありますが、日常生活に影響があるため、患者さんにとっては大きな苦痛を伴います。

また、慢性疲労症候群という名称から、誤解や偏見を受けることもあり、正しい理解が求められています。

こんな症状が6か月以上続いていませんか?

日常生活に支障が出るほどの疲れが6か月以上持続ないし再発を繰り返す

なお、疲労の原因がはっきりしている場合は「慢性疲労」であり、慢性疲労症候群には当てはまりません。

  • 微熱ないし悪寒がある
  • のどが痛い
  • リンパ節が腫れている
  • 原因不明の筋力低下
  • 筋肉や関節が痛い
  • ちょっとした動作でもすぐに疲れる(労作後24時間以上続く全身倦怠感)
  • 頭痛がする、頭が重い感じがする
  • 不眠、過眠がある
  • 思考力や集中力が低下している
  • 意欲がわかない
  • 憂うつである

これらの症状が6か月以上持続ないし再発を繰り返している場合は、筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)が疑われます。当てはまる症状が多い場合は、早めに医療機関に相談しましょう。

国の慢性の痛み情報センター等(外部サイトへリンク)もありますので、ご活用ください。

 

関連リンク

慢性の痛み情報センター(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

健康福祉事務所(別ウィンドウで開きます)

厚生労働省「CFS研究班ホームページ」(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

慢性疲労症候群患者の実態調査の結果(厚生労働省調査事業)(PDF形式)(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

お問い合わせ

部署名:保健医療部 疾病対策課

電話:078-362-3202

FAX:078-362-9474

Eメール:shippeitaisaku@pref.hyogo.lg.jp