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更新日:2023年9月22日

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丹波県民局 丹波農業改良普及センター

業務内容

 農業者に対する巡回指導、相談、農場展示、講習会等を通じて直接農業者に接して、地域特産物の育成、農業技術の普及、農業経営の改善、集落営農の活動支援、認定農業者・農業青年等担い手の育成・確保などを行っています。

問い合わせ先

〒669-3309

丹波市柏原町柏原688

係名 分掌事務 電話番号 FAX・E-mail
地域課
  • 市・JA等関係機関との連携に関すること
  • 集落営農組織の育成支援に関すること
  • 農村整備・農業振興計画作成支援に関すること
  • 農産物活用・女性起業・男女共同参画の支援に関すること
  • 地域特産物(水稲・黒大豆・小豆・採種など土地利用型作物)
    の生産振興に関すること
  • 交流型農業・直売所の推進に関すること
0795-73-3804 ファクス番号

0795-72-4063


E-mail

Tanbank@pref.hyogo.lg.jp
経営課
  • 野菜・果樹・花き・畜産の専門技術の指導に関すること
  • 経営体・青年農業者の育成に関すること
  • 新規就農者の支援に関すること
  • 環境創造型農業に関すること
  • 地域特産物(栗・山の芋、茶など園芸作物)
    の生産振興に関すること

0795-73-3805

3806

3808

 

主要施策等

【めざす姿】

「豊かな食・緑を育む丹波の里づくり」

【基本方向】

 丹波地域アクションプランでは、「豊かな食・緑を育む丹波地域の里づくり」を、スロ-ガンに、丹波地域のブランド農産物を守り育て、その強みを活かし、豊かな自然の中で担い手が未来に希望を持てる活力ある農林業・農山村の創造をめざしています。
 アクションプランの実現に向けて、丹波農業改良普及センターでは、需要に対応したブランド農産物の生産を振興します。そのために、スマート農業の推進、担い手の育成、農業の6次産業化等を進めるとともに、丹波地域のブランド農産物の新たな価値の創造や需要の開拓をめざし、農業者や農業関係団体をはじめ、商工・観光業者、企業、行政等と幅広く連携し、課題解決に向けた普及活動を展開します。

【令和5年度の重点施策と普及指導活動】

1 スマート農業の展開

「特産物を中心とした丹波型スマート農業技術の導入支援」

 これまでドローンによる病害虫防除やセンサーによる適期灌水等のスマート農業技術の実証・普及に取組んできましたが、今年度は、衛星画像等のデータを用いた水稲の可変施肥の技術やペースト二段施肥の実証等に取り組みます。化学肥料の低減、肥料コストの低減をはかるとともに収量や品質の安定を目指し、環境にやさしい農業に取り組みます。

 ※可変施肥:土壌や作物の生育など、ほ場の状況に応じて施肥量を調節する技術

 

2 多様性と都市近郊の立地を活かした力強い農業の展開

「施設野菜の面積拡大」

 丹波市では近年、若手生産者による施設イチゴ栽培が増加しています。そこで、アグリサポートたんば等の研修施設と連携して、イチゴ栽培技術のレベルアップとともに、生産者グループでの情報交換やPR活動を支援します。

 

「丹波栗生産の安定・高品質化の推進、栗産地の担い手づくり」

 丹波栗生産者の高齢化が進む中で、栗生産においても作業の省力化、効率化、軽労化が求められています。そこで、スマート農業技術(栗防除でのドローン活用等)の実証を行います。また、指導的役割を担う「丹波栗剪定士」を養成し、丹波栗産地を支える次世代を担うリーダー育成をはかります。

 

「花き経営安定のための品目・技術の普及、若手生産者の技術習得の向上」

 花き生産農家の所得安定に向けて、市場ニーズが高く、高収益が期待されるホオズキの栽培技術の確立による品質向上を支援し、市場出荷割合の増加をはかるとともに、新規栽培者の技術習得を支援します。

 

「高温対策等による水稲の安定生産」

 登熟期の高温によるコシヒカリの1等米比率低下が大きな課題となっています。品質低下を回避する複数の高温障害対策技術(ケイ酸施用、晩植、穂肥、飽水管理)を組み合わせた技術の確立をはかるため、水稲品質向上対策モデル農業者を育成します。

 

「酒米の安定生産と需要の拡大、新たな流通・誘客の仕組みづくり」

 兵庫県が育成した酒米品種Hyogo Sake 85の生育にあった分施型施肥による栽培実証や基本技術励行により、安定した収量確保と種子生産の安定化を支援します。また、需要の拡大に向けて、関係機関と連携して情報発信や体験・滞在型プログラム等の開発を推進します。

 

3 但馬牛の増頭と但馬牛・神戸ビーフ生産拡大

「飼料用イネ(飼料用米・稲WCS)の安定生産、繁殖成績及び子牛育成技術の向上」

 輸入飼料が高騰し経営を圧迫していることから、輸入に頼らない粗飼料である稲WCSの需要拡大に取り組みます。その安定確保に向けたWCS用稲の生産拡大をはかるため、ドローン利用による省力化直播栽培モデル農家を育成します。また、若手繁殖和牛農家に対して子牛育成飼養管理技術の向上を支援します。

 

4 次代を担う経営力の高い担い手の育成

「新規就農者等の栽培・飼養管理技術の早期習得支援」

 新規就農者・青年農業者に対して、幅広い基礎知識や実践的な技術講座を開設し、生産技術の向上を支援します。また、規模拡大や経営の安定化を目指す経営体に対して、経営目標の達成のための課題の整理、解決の取組を通じて経営管理技術の習得を支援します。

 

5 環境創造型農業(人と環境にやさしい農業)の取組拡大

「緑肥作物導入による水稲・黒大豆等の生産安定」

 黒大豆栽培では、気象変動の影響や病害虫の発生、地力低下等により作柄が不安定傾向です。そこで、発生リスクが拡大しているダイズシストセンチュウの抑制と地力の向上が期待できる緑肥クローバーを利用した栽培を推進することで、作柄安定をはかっていきます。

 

6 新たな価値の創出

「商品・誘客メニュー開発と販路拡大支援」

 6次産業化に取組む農業者、農産加工実践者に対して、商品開発・販路開拓による経営向上と品質管理体制の向上を支援します。