保健医療部
安全安心な保健医療の実現を目指し、医療確保と健康づくりを大きな柱として、地域医療の推進、生涯を通じた健康づくりの推進、医薬品等の安全対策の推進、生活衛生の推進、疾病対策等の推進に取り組んでいます。
課名
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業務内容
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総務課 |
部の職員の人事、身分の取扱いや福利厚生、部の行政に係る重要施策の企画、広報及び広聴の推進、部の重要事項の連絡調整、部の予算、決算及び会計に関する事務などを担当しています。 |
医務課 |
県民が安心して良質の医療サービスを受けられるよう、県内の医療体制の充実を図っています。救急・災害医療体制や健康危機管理体制の整備、地域医療確保対策、兵庫県保健医療計画の推進、医療機関の許可・認可や監視、看護職等の医療従事者の確保対策を実施しています。 |
健康増進課 |
県民の健康を増進するため、健康づくり事業の推進など健康増進施策を総合的に進めるとともに、食育推進及び食生活改善対策や受動喫煙対策、歯科保健対策、母子保健対策、認知症対策、保健師活動の充実対策に取り組んでいます。 |
薬務課 |
医薬品の品質、有効性及び安全性確保対策を行うとともに、毒劇物の危害発生防止対策に取り組んでいます。また、献血、臍帯血移植、骨髄バンク事業の推進に努めるとともに、麻薬・覚醒剤等の薬物乱用防止対策及び温泉保護対策を行っています。 |
生活衛生課 |
食品の検査や営業施設の監視指導、BSE対策など「食の安全安心と食育に関する条例」に基づく諸施策を展開し、食の安全安心の確保に取り組んでいます。また、理・美容所、クリーニング所などの生活衛生関係の営業指導、動物愛護の推進など、安全で安心な暮らしの実現に取り組んでいます。 |
疾病対策課 |
がん対策の総合的な推進を図るとともに、医療費の公費負担をはじめとする難病・特定疾患対策や原爆被爆者の方への各種援護、感染症法に基づく感染症対策(新型コロナウイルス、新型インフルエンザ、エイズ、結核、麻しん等)のほか、予防接種やアレルギー対策等に取り組んでいます。
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医療確保と健康づくり
地域医療の推進
- (1)良質で効率的な医療提供体制の確立
病床の機能分化・連携を一層推進するため、各圏域で地域医療構想調整会議を開催するなど、医療機関の役割分担・連携強化を支援します。
- (2)在宅医療の充実
在宅医療に関わる多職種のネットワーク化を支援するとともに、訪問看護師の実践的な研修体制の整備や、訪問看護ステーションの機能充実などを図ります。
- (3)医療人材の確保
医師確保計画に基づく医師の確保、医師の働き方改革に対する支援、へき地等勤務医師の養成・派遣、看護職員の確保、県立総合衛生学院の新長田への移転・開校、マルチモビディティ患者対応研修支援事業に取り組みます。
- (4)医療提供体制の確保
低軌道衛星通信導入事業(スターリンク)導入事業、産科医療研究会の課題提起に係る対応策を検討する地域周産期医療体制づくり検討会(仮称)に取り組みます。
生涯を通じた健康づくりの推進
- (1)健康を支え、守るための社会環境の整備等
「健康づくりチャレンジ企業」への支援や、特定健診・特定保健指導の受診を促進します。
- (2)母子保健施策の推進
産後の母子に対して専門職による心身のケアや育児の指導及び相談等を行う産後ケア事業について、助成を行います。また、若い世代へのプレコンセプションケアも引き続き推進していきます。
- (3)食の健康づくりの推進
「第4次食育推進計画」に基づき、生涯を通じた食育を推進します。
- (4)歯及び口腔の健康づくり推進
条例に基づき、ライフステージに応じた歯科口腔保健対策の展開や、体制整備、人材育成などを推進します。
- (5)受動喫煙対策の推進
条例に基づき、子どもや妊婦の受動喫煙防止、条例遵守に向けた啓発の徹底に取り組むとともに、次期見直しに向けた検討も進めていきます。
- (6)認知症対策
認知症の人やその家族が、住み慣れた地域で安心して生活できる社会を目指し、総合的な認知症施策を推進します。
医薬品等の安全対策の推進
- (1)医薬品の安全確保対策の推進
製造業者や薬局等への監視・指導の徹底を図るほか、機能別薬局の知事認定制度の導入を進め、かかりつけ薬局等の定着促進に取り組みます。
- (2)災害時の医薬品供給等の体制整備
緊急用医薬品等を安定して供給できる体制を整備するとともに、発災時に各種の調整を行う災害薬事コーディネーターを設置します。
- (3)毒物劇物の危害発生防止対策の推進
保健衛生上重大な危害を及ぼす毒物劇物について、法に基づく危害防止対策を推進します。
- (4)血液確保及び造血幹細部移植対策の推進
引き続き、献血の推進や臍帯血バンクの啓発等に取り組みます。
- (5)薬物乱用防止対策の推進
市販薬のオーバードーズや大麻事犯の増加等を踏まえ、若年層に対する普及啓発活動を含めた薬物乱用防止対策の推進、危険ドラッグ対策の推進に取り組みます。
- (6)温泉対策
「環境審議会温泉部会」の意見に基づき温泉の利用に係る許可等を行い、温泉の保護及び利用の適正化を推進します。
生活衛生の推進
- (1)食の安全安心の推進
食品衛生法改正により制度化された「HACCP」に沿った衛生管理の導入支援・定着促進に取り組むとともに、「第4次食の安全安心推進計画」に基づき、食品等事業者に対して食品衛生監視指導を継続的に実施し、食品の安全性と信頼性の確保を推進します。
- (2)動物愛護管理対策の推進
動物の適正飼養を図るため、「猫の完全屋内飼養モデルルーム」を活用するなど、県内全域で動物愛護思想や適正飼養の普及啓発を推進します。
- (3)環境衛生対策の推進
生活衛生関係営業施設に対して監視等を行うとともに、経営の近代化を促進することで衛生水準の向上を図ります。
疾病対策等の推進
- (1)がん対策の推進
早期発見の推進、医療体制の充実、がん患者が安心して暮らせる社会の実現に取り組みます。
- (2)肝炎対策
検査陽性者に対する精密検査の受診勧奨や、ウィルス性肝炎治療に対する医療費助成などに取り組みます。
- (3)循環器病対策の推進
「第2次循環器病対策推進計画」に基づき、相談支援や移行期医療支援体制の整備などを推進します。
- (4)難病対策の推進
医療費の公費助成など重症難病患者に重点を置いた支援を実施します。
- (5)総合的・計画的な感染症等対策
感染症予防計画及び新型インフルエンザ等対策行動計画に基づく感染症危機への備え、結核、エイズ等の感染症対策の推進、国における65歳を対象とした定期接種開始に伴い、令和7年度に限り継続実施する帯状疱疹ワクチン接種費補助事業、ハンセン病対策に取り組みます。
- (6)アレルギー疾患対策
「第2期兵庫県アレルギー疾患対策推進計画」に基づき、地域の実情に応じた総合的な対策を推進します。