ホーム > 健康・医療・福祉 > 医療 > 感染症 > 風しんについて

更新日:2023年5月24日

ここから本文です。

風しんについて

平成24年から、首都圏や近畿地方を中心に風しんが流行していましたが、平成25年に入り患者数が急増しました。
兵庫県内においても患者数が増加し、平成24年は281人、平成25年は5月をピークとした流行があり、患者数は1,174人と、風しんが全数報告となった平成20年以降で最も多い報告数となりました。

区分 平成30年 令和元年 令和2年 令和3年 令和4年
51人 50人 7人 1人 0人

届出の取り下げ等により数値が修正されることがあります

【最新情報】

風しんの症状

風しんは「三日はしか」とも言われ、発熱、全身の発疹、リンパ節腫脹などの症状が出ますが、3日程度で軽快する予後良好な疾患です。ただし、妊娠中(特に妊娠初期)に感染すると、赤ちゃんに難聴や心疾患、白内障などの障害(先天性風しん症候群)が起きる可能性があるため、特に注意が必要です。

県内においても、平成24年に2人、平成26年に1人の先天性風しん症候群患者が報告されています。

区分 平成30年 令和元年 令和2年 令和3年 令和4年
0人 0人 0人 0人 0人

届出の取り下げ等により数値が修正されることがあります

風しんを予防するために

風しんを予防するためには、乳幼児期に定期の予防接種を確実に2回受けることが大切です。

【定期予防接種】
風しんは、予防接種法による定期予防接種の対象疾病です。
定期予防接種では、原則的に「麻しん・風しん混合ワクチン」(MRワクチン)を2回接種します。
標準的な接種期間は以下のとおりです。

1期:1歳以上2歳未満

2期:5歳から7歳未満で小学校就学前1年間

定期予防接種の接種医療機関や接種時期等に関することについては、居住地の市町にお問い合わせください。
市町のお問合せ先(PDF:49KB)

成人に対する予防接種

成人に対する予防接種については、任意の予防接種になり、自己負担額1回8,000~10,000円程度で接種することになります。お住まいの市町によっては助成制度がある場合があります。

なお、妊婦及び妊娠の可能性のある方への感染を予防するには、同居の家族(夫や子供など)から感染することも考慮し、家族の方が風しんにかからないようにすることは重要です。
同居家族の方で、抗体価が十分であると確認できた方以外の方は、任意での予防接種を受けることをご検討ください。同居家族に限らず、職場などの周囲の方も注意をお願いします。
定期予防接種以外で任意に予防接種を受ける場合には、風しんの予防接種(MRワクチン等)を実施している医療機関で接種を受けてください。(かかりつけ医へのご相談をお勧めします。)
接種を実施している医療機関については、兵庫県医療機関情報システムの「医療機能で探す」の中に、「対応することができる予防接種」で検索することができます。接種の予約等については直接医療機関へお問合せ下さい。

【任意予防接種を受けられる方へ】
妊娠中は接種できません。また、接種後2ヶ月は避妊が必要です。
妊娠を希望される方で、前回の妊婦検診等で風しんの抗体価が低いことが判明している方は、接種をご検討下さい。

令和5年度 妊娠を希望する女性等に対する風しん抗体検査について

お問い合わせ

部署名:保健医療部感染症等対策室感染症対策課

電話:078-362-3264

FAX:078-362-3933

Eメール:kansentaisaku@pref.hyogo.lg.jp