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皆様、こんにちは。近畿地方は6月27日に梅雨が明けました。観測史上最早で、6月中の梅雨明けは初めてとのことです。雨が少ないと、農作物にも影響が出かねません。災害級の大雨はご免ですが、適度な雨を期待したいものです。皆様、これから長い間、暑い日が続きますが、体調には十分にご留意ください。
さて、去る6月8日、国道429号榎峠トンネル(仮称)の貫通式が開催され、関係の皆様とともにトンネルの開通を確認し、喜びを分かち合うことができました。
国道429号は、岡山県倉敷市を起点とし、京都府福知山市へ至る幹線道路ですが、事業区間である榎峠は道路幅員が狭く、急カーブが連続しているため、普通車の離合も困難で、特に冬季積雪時の安全かつ円滑な通行に支障をきたしております。こうしたことから、バイパス道路の整備を進めておりましたが、このたび、トンネル部分の貫通をみたところです。この榎峠バイパスの整備により、災害時の道路ネットワークの多重化はもとより、地域の活性化や産業振興にも大きく貢献するものと考えています。今後、令和8年度末の開通をめざして安全に、そして環境にも配慮しながら工事を進めて行きますので、皆様には、引き続きのご理解、ご協力、また、完成の暁には、本バイパスを最大限にご活用いただき、丹波地域の発展につなげていただきますようお願いします。
6月16日に、シリ丹バレー推進協議会の令和7年度通常総会を開催しました。丹波県民局では、産学官民が一体となって地域発のイノベーションの創出・創発をめざすシリ丹バレー構想(外部サイトへリンク)を推進していますが、当協議会はその推進母体となるものです。総会では、令和6年度の事業報告・決算、令和7年度事業計画・予算の審議や分科会の活動報告に加え、建築家、コラレアルチザンジャパン代表、一般社団法人日本まちやど協会代表理事、一般社団法人ジソウラボ理事の山川智嗣様をお迎えし、「つくる人をつくる・人材輩出のまち井波の100年後に向けた取り組み」と題してご講演をいただきました。
日本一の木彫りのまちとして知られる井波で100年後を考えて新たな文化をつくる人、地域の進化を生み出す「源泉」となる人材を募集・育成し、井波自体が「人材輩出地域」となることをめざして、文化を継承しながらも人口減に伴う様々な問題を積極的に解決する取組を進めておられ、今後の県民局における施策展開に大いに役立つ有意義な内容でした。
6月18日、神戸のラジオ関西のスタジオにて、「三上公也の朝は恋人」に、9時5分頃から25分頃までの約20分間生出演し、丹波県民局管内の紹介や丹波地域での取組をお話してきました。とても緊張し、噛み噛みでした(笑)。スマートフォンにRadikoのアプリをいれておられる方は、その時の模様を聴くことができますので、お時間がありましたら、こちら(外部サイトへリンク)からぜひお聴きください。
最後に2点お知らせをさせていただきます。
1点目は、「特定外来生物の防除への協力のお願い-ナガエツルノゲイトウ・クビアカツヤカミキリの根絶に向けて-」です。
まずは、ナガエツルノゲイトウは地球上最悪の侵略的植物と言われており、田畑で繁茂すると農作物を覆って生育不良を生じさせ、農業被害を発生させたりします。繁殖力、再生力が大変強く、わずか2mm程度の根の断片からも再生していきます。ナガエツルノゲイトウを自分で刈り取りをしてしまうと、逆に飛散してしまいますので、見つけた場合には、触らずに県の自然鳥獣共生課に通報願います。詳しくはこちらをご確認ください。
一方、クビアカツヤカミキリは主に桜の木を食い荒らしてしまう昆虫で、光沢のある黒色で胸の色が赤い生物です。幼虫が桜やウメ、モモなどのバラ科の樹木に寄生し、内部を食い荒らして枯れさせてしまい、倒木に至る可能性もあります。こちらも被害の拡大を防ぐために、見つけたら同じく県の自然鳥獣共生課に通報をお願いします。詳しくはこちらをご確認ください。
2点目は、マダニに対する注意喚起です。先月、今年度初めて、県管轄の健康福祉事務所管内で、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の患者発生の届出がありました(兵庫県内では4例目)。例年、夏から秋にかけてSFTS等のダニ媒介感染症の発生数が増加しています。農作業や庭仕事、レジャー等、野外で活動する際は、肌の露出を避け、ダニに咬まれないように気を付けましょう。詳しくはこちらをご確認ください。
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