更新日:2025年1月31日

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密集市街地の空き地を多世代が憩うガーデンに

県立淡路景観園芸学校(兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科)は、神戸市、(独)都市再生機構と協力し、神戸市兵庫区の空き地を緑ある魅力的な空間に変える取り組みを進めています。2024(令和6)年9月には、初の成果である「菊水ガーデン」が完成。中心となって活動した駒ヶ嶺光さん(同研究科修士2年)に、ガーデンの特徴などを聞きました。(取材・文 本紙編集部)

Q.活動を始めたきっかけは。
所属する研究室が担当することになり、空き地の在り方に興味があったので、修士論文のテーマとして取り組みました。24年1月、現地調査から始めました。

Q.どんな空間にしたのか。
広さ100平方メートルほどで、芝生のエリアを囲むように、ドライフラワーにできる植物や食べられるハーブなどを植えています。木のブランコも設置し、いろいろな世代が立ち寄れる場所にしました。

Q.特に留意した点は。
小遣い程度でもお金を生み出せれば管理していくモチベーションにつながるので、作成したドライフラワーを販売して管理費に充てています。ドライフラワーにできない植物はバイオネスト作りに活用します。
※不要な枝や葉、草を利用して作る、自然の風景と違和感のない堆肥置き場

Q.地域の人たちの評判は。
ペットと一緒にくつろいでいたり小学生たちが楽しそうにしゃべっていたり。ドライフラワーのワークショップやバイオネスト作りなどのイベントにも来てくれます。修了後も、この場所に関わっていきたいと思います。

同校では受講生を募集中。詳細はマンスリーインフォのページへ

菊水ガーデンで、ドライフラワーのスワッグを作るワークショップを開催。

 

 

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