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雷から命や機器を守るために!

夏のイメージが強い雷は、実は年間を通して発生し注意が必要です。尼崎市にある国内唯一の雷対策専門メーカー、音羽電機工業(株)の吉田厚社長に、身近にできる対策などについて伺いました。(取材・文 本紙編集部)

写真提供:音羽電機工業(株)

Q.雷から命を守るためには。
ゴロゴロと鳴ったらすでに危険なサインなので、建物内に入りましょう。木の下や軒下は直撃されやすいためNGです。周囲に建物がなければ車の中も有効ですが、金属部には触れないようにしてください。

Q.雷被害の特徴は。
雷による国内の年間被害額は約3,000億円ともいわれています。その大半が「雷サージ」と呼ばれる、落雷時に発生する異常な電圧・電流によるもので、電源線や通信線を伝って建物内に入り込み、電気製品などを故障させます。テレビやパソコンが突然つかなくなって調べてみると、雷サージが原因だったというケースもよくあります。

Q.対策としてできることは。
雷が鳴りそうになったらコンセントを抜くのが一番ですが、多くの場合それは難しいため、避雷器を設置することです。雷サージだけに反応して瞬時に遮断するもので、家庭でも分電盤に設置することが可能ですし、コンセントやLANコネクタータイプもあります。弊社のホームページでは雷対策も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

詳しくは音羽電機工業(株)(外部サイトへリンク)のページへ

 

雷ミュージアムには、電柱や電車、新幹線、工場、病院、ビルをはじめ、東京スカイツリーや清水寺、風力発電所の風車など、同社の避雷器が導入されている施設の模型が。「気付かれない所で雷被害から守っています」と吉田社長。

SDGsに配慮して開発した再生プラスチック材を使った通信用の避雷器。

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