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県立神戸聴覚特別支援学校高等部3年生の山本剛志さんは、11月に東京で開催される聴覚障害者のオリンピック「デフリンピック」の男子バレーボール日本代表に、史上最年少の18歳で選出されました。本番に向けての抱負などを聞きました。(取材・文 本紙編集部)
山本剛志(やまもと・つよし)さん
2007(平成19)年明石市生まれ。小学1年生の時、6歳上の兄が中学校でバレーボールを始めた影響を受け、地元のクラブチームに入る。現在は播摂デフバレーボーイズに所属。身長172cm。ポジションはリベロとセッター。
Q.代表選出までの道のりは。
昨年10月から毎月、選考を兼ねた強化合宿に参加し、5月の合宿後に内定しました。内定通知の日は夜まで電話がかかってこなくて、もう駄目かと諦めかけた時の着信だったのでうれしさよりも驚きが勝りました。
Q.デフバレーボールの見どころは。
通常のバレーボールと異なるのが、選手間のコミュニケーションの取り方です。速攻や時間差攻撃を仕掛ける時は、素早い手話やアイコンタクトで意思疎通を図ります。
Q.デフリンピックへの意気込みを。
試合中、苦しい場面では声を出してチームを鼓舞したい。聞こえなくても、周りの選手には身振り手振りで伝わります。自国開催ですし、メダル獲得に貢献できるよう頑張ります。
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