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リハビリテーション職の紹介については、こちらもご覧ください。
兵庫県職員リハビリテーション職の紹介(PDF:4,043KB)
淡路医療センター リハビリテーション部 主事 |
Q.なぜ民間ではなく公務員を目指したのか、またなぜ各市町村ではなく県を目指したのか?
急性期病院が多い県立病院で幅広い疾患へのリハビリを経験したいと思い県の作業療法士を目指しました。またこども病院やがんセンターといった専門病院もあるので、将来的に専門の分野に進みたいと思った場合、転職せずに様々な経験ができるのは県立病院ならではの魅力だと思いました。
Q.これまでの業務で大変だったこと・嬉しかったことは?
幅広い疾患に対応する必要がある総合病院では、患者さんの回転が速く日々疑問点が出てくるため、覚えることや勉強することも多いですが、退院した患者さんが元気に挨拶に来てくださったときには大きな達成感を感じました。腕を上げるのもコップを持つのも大変だった患者さんが、転院されるときに「一生懸命頑張ってくれてありがとう」とお手紙を書いて渡してくださったことがとても嬉しかったです。
Q.現在の仕事をする上で心がけていること・大事にしていることは?
しっかりと話を聞き、患者さんの希望や今までの生活等を考慮したうえでリハビリ介入することを心掛けています。時間に追われる日々なのでなかなか全部に対応できないのが現実ですが、患者さんに練習用の物品をお渡しして自主練習をお願いし、少しでもリハビリの時間を増やせるようにしています。また患者さんのそばにいてくださる看護師には、どの程度のリハビリであれば可能か、日常生活の動作に介入できるかなど、情報共有し相談することを大切にしています。
Q.県職員の仕事のどういったところに難しさを感じるか?また、県職員として働く魅力やおもしろさはどのようなときに感じるか?
急性期病院では患者さんの状態が変化しやすく、病状や治療等の全体像の把握、リハビリの負荷量を考えるのが難しいですが、治療で回復の過程を学べ、リハビリを通して大きく改善する症例を経験できるのは面白いところだと感じます。また業務を調整すれば長期休みを取ることも可能です。食べること、お菓子を作ることが好きなので旅行に行って食べ比べをしてみたいです。
Q.今後チャレンジしたいことやいつかやってみたいことは?
現在は脳血管疾患や整形外科疾患の方、がん患者の方を担当することが多いですが、県立病院には様々な疾患の方が入院されます。どのような患者さんにも対応できるように、ジェネラリストになることが目標なので、今後は難病の方や重症例の方の作業療法も勉強しながら経験を積んでいきたいです。
これまでの配属先
令和4年4月 現所属
ひょうごこころの医療センター 地域ケア部 副主任 |
Q.入庁前後でギャップはありましたか?
大学時の実習では回復期の病院で状態が安定している患者さんに携わっていたのですが、急性期病院である西宮病院では患者さんの状態が不安定な場合が多く、医療的な業務内容に当初はギャップを感じました。
Q.印象に残っていることは?
患者さんのご家族から「ここでリハビリできてよかったです」という感謝の手紙をいただいたことは印象に残っています。その患者さんに特別なにかをしてあげた訳ではなく、普段のリハビリの中で感謝をいただけたことは自信につながりました。
Q.悔しい思いを経験したことはありますか?
患者さんが「もっとよくなりたい」と思って最善を尽くしたけれど、これ以上どうにもならないと思う瞬間もあり、自分が無力に感じることもありますが、いいことも悪いこともすべてが自分のモチベーションにつながっています。
Q.自身の成長を感じた場面はありますか?
後輩を指導する立場になり、自分が知っている情報などを後輩に伝える中で、後輩から「凄いですね」言われた時は、これまでやってきたことが身についているなと感じました。
Q.仕事をする上で気をつけていることはありますか?
「この人から言われたら聞き入れるけど、あの人から言われても聞き入れない」という線引きは、結局のところ人間性だと思います。患者さんは高齢な方も多いので、自分より人生経験が豊富だからこそ、自分の人間性を見られているということを意識して仕事をしています。
これまでの配属先
平成29年4月 西宮病院 リハビリテーション部
令和4年4月 現所属
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